銀座教会では、1942年にオルガニスト兼聖歌隊指導者として奥田耕天先生を招致し、1962年には前会堂にパイプオルガンが導入され、教会音楽を捧げるための土台が築かれました。
初代音楽主任となった奥田耕天先生は2001年に召天され、現在は2代目音楽主任として就任した草間美也子先生の指導のもと、聖歌隊、オルガニストの奉仕が行われています。
教会行事として、1967年のクリスマスにはヘンデル作曲の「メサイア」音楽礼拝を、翌年の受難節にはバッハ作曲の「マタイ福音書による受難曲」音楽礼拝を開始し、毎年恒例となっています。
また、教会創立100年及び創立125年の記念行事として「メサイア」によるチャリティコンサートを開催し、収益をアジアや東日本大震災被災地の子どもたちのために捧げています。
聖歌隊は、聖日礼拝における会衆讃美をリードする役割を担うとともに、牧会祈祷と説教の間で奉唱を毎週行っています(8月を除く)。
奉唱曲は、讃美歌Ⅰ編Ⅱ編や讃美歌21、コワイヤブック、聖歌集などの曲集のほか、奥田耕天先生が翻訳された合唱曲集、ウェスレー讃美歌集など銀座教会オリジナルの曲集から、教会暦や聖句、説教のテーマなどに沿った曲を選んでいます。
礼拝において高らかに讃美を捧げられるよう、毎聖日礼拝後に練習を行うほか、声楽家によるボイストレーニングも受けています。また、夏期には教会内外だれでも参加できる奉仕者育成礼拝音楽講座を開催し、教会音楽を学ぶ機会を提供しています。
パイプオルガンは、大礼拝堂と小礼拝堂にそれぞれ備え付けられております。
大礼拝堂のパイプオルガンは、1982年、第四次会堂完成(現会堂)の翌年、1983年12月に設置され、礼拝においてオルガニストによる奏楽が行われています。また、毎週水曜日の正午礼拝にはオルガン・メディテーションが守られています。
小礼拝堂には、2014年11月「天井ぬい、堀鞠恵」記念オルガンとして設置され、教会学校礼拝、祈祷会他、集会に用いられています。
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